アメブロ記事(2015/10/20)の再更新です。
こんばんは。
アクセス・バーズ®ファシリテーター、
アクセスコンシャスネス®・バディプロセス・ファシリテーターのまるのすけです。
ここ最近、ちょっとモヤることを続けて耳にする機会があったので、
書くタイミングなんだろうということで書いてみます。
ゲイであることを大々的にカミングアウトしてから、
ストレートの人と会う機会が格段に増えました。
その中で、ゲイ関連の話題が出ることもよく?たまに?あります。
そこで繰り広げられる会話の中で違和感を感じるわけですわ。
例えば。
会話に参加してる人たちの共通の知り合いについて話していたとする。
「あの人は普通じゃないのかなぁ?」
「あの人もそっちの人?」
「あの人ってノーマル?どっち?」
普通・・・まだ受け流せる。
そっち・・・そっちってどっちだゴラァ!
ノーマル・・・
ノーマル・・・!
ノーマル・・・!!
普通は百歩譲ってまあいいとして(かなり引っ掛かるけど)、
ノーマルとは
聞き捨てならん!!
ノーマル=正常ってことでしょ?
ゲイ=ノーマルではない=正常ではない
って思ってんじゃねえの?
おそらくそこまで考えて言葉を発しているわけではないと思うけど、
そのような表現をしているということは、
無意識でそう思ってるのではないかと思うのです。
20代まではそういうこと聴いたら、いちいち傷ついてた。
あー、俺は普通じゃないのね、異常なのね、
やっぱりおかしいんだ・・・生きていていいのだろうか・・・とかね。
30代に入ったら、いちいち怒るようになった。
といっても、腹の中に溜め込んで我慢してた。
そして今。
「普通」に関しては受け流してるけど、
「ノーマル」についてはさすがにそれを発した人に、一言伝えるようにしてます。
「ノーマル」って表現、
どうよ?
でも、俺の友達の中にはこういう表現する人、
ひとりもいないんだよね、不思議と。
何でかわからんけど。
別に「そういう表現はしないで」なんて言ったことは一度もない。
おそらく
普通⇔普通じゃない
正常⇔異常
みたいな概念がないんだろうな、セクシャリティに関して。
俺もここ1、2年で大きく変わって、
そんなふうなこと聴いたところで、それほど動じなくなったわけだけど、
たったのそういう一言で大きく揺さぶられる人もまだまだ多いわけよ。
ゲイやレズビアンはじめ、セクシャルマイノリティと言われてる人たちは、
それこそ石投げれば当たるほどその辺に沢山いる。
けど、周りにひとりもいないけどな~、なんて人も少なくないと思うのよ。
それはいないんじゃなくて、言えないの(正確には「言わないの」だけどね)。
言えない(言わない)中でさ、
普通じゃないとかノーマルじゃないとか言われてごらんよ。
黙って聴いてるしかないのよ。グッとこらえて
(中には全く動じない猛者もいると思うけど)。
君は異常だね、って何度も思わされてごらんよ。
そりゃ自己価値なんて低くなるはずだし、
自己肯定なんてなかなかできねえわ。
「変わってるね」って言われるのとはちょっと違うよね、
「普通じゃない」とか「異常」とかって。
言葉としてはとても強い。
まあ、そう言われ続けたところで、
そこからどう自分を変えていくかは自分次第なんだけど、
自分のことを「異常」と認識してしまわざるを得ない環境は、
なければないに越したことはない。
俺の知る限り、
「わたしそういう人たちに対して何の偏見もないんです」
なんてことを言うような人たちに限って、
今日書いたような表現をすることが多いんだよね・・・
バリバリ偏見持ってんじゃねーか!って思うけど(笑)
それでも昔と比べたら、どんどんいい環境にはなってきてるんだけどね。死ぬまでにはもっといい環境で暮らせるかな~。
そうなりますように☆