アメブロ記事(2016/8/8)の再更新です。
おはようございます。
アクセスコンシャスネス®バーズファシリテーター、
アクセスコンシャスネス®バディプロセスファシリテーターのまるのすけです。
みなさん、このニュース知ってます?
俺は基本的にニュースは
あまり見ないんですが、
LGBT関連のニュースだったので、
FBでLGBTの友達からシェアされたのを
目にすることになりました。
これだけだと全然事情がわからず、
下のリンクを見て、
ようやく事情が理解できました。
ネット上ではこの件に関して、
いろんなひとが言いたいこと言ってます。
俺はとにかく、
「こんなくだらないこと」で
ひとつの尊い命が消えてしまったことに
とてもやるせない気持ちでいっぱいで。
あえて、
「こんなくだらないこと」と書きました。
自殺した学生さんからしたら、
「くだらないこと」
ではなかったであろうことは、
よくわかってます。
親御さんからしてもそうでしょう。
ただ・・・
彼がもし生きていたら、
出会うはずだったひとたち、
出会うはずだった世界、
出会うはずだった可能性。
どれだけ沢山のものごとを
彼は目に、耳に、手に
することができたのか。
ココロに刻むことができたのか。
彼と出会っただろうひとたちが
彼の影響でどれだけ変化し、
どれだけの貢献を受け取ることが
できただろうか…
その大きさを考えて、
今回のこと、
あえて「こんなくだらないこと」
と表現しました
(決して
「こんなくだらないことで自殺して…」
と思っているわけではありませんので)。
俺は幸いなことに、
カミングアウトをして
嫌な目に遭ったり、
トラブルに巻き込まれることは
今までありませんでした。
それは相手を慎重に見極めてから
していたからかもしれないし、
そうでないかもしれない。
今でこそ、このブログで
ゲイだと公言はしているけれど、
俺も若い頃は
相手を選んで慎重に行っていました。
俺がカミングアウトする理由、
それにはいくつもの理由があるけど、
「こんなゲイもいます」
と発信したかった、
というのもそのひとつ。
周りにゲイがいないひとたちは、
メディアからの情報を鵜呑みにする。
それこそ、
ゲイ、オネエ、オカマ、性同一性障害など、
それらの区別もよくわからず、
それらを一緒くたにしたり、
様々な偏見を持つようになる。
「気持ち悪い」
「生理的に受け付けない」
そう思うのは個人の自由。
だけど、何も知らずに
勝手なイメージや先入観で
そう思われてしまうこと、
それは一体どうしたらいいんだろう?
そうか、
生理的に受け付けないなら、
生理的に受け付けられるように
してしまえばいい!
って思ったのです。
それが、カミングアウトの理由のひとつ。
等身大の俺を見せても、それでも、
「気持ち悪い」って思う?
生理的に受け付けない?
って。
実際に関わってみて、
コミュニケーションをとってみて、
それでも気持ち悪いなら、
それでも生理的に受け付けないなら、
だったらそれはそれでいい。
思う存分「気持ち悪い」と言ってください(笑)
ただ、どんなLGBTだって、
セクシャリティというのは
そのひとを構成する要素の
ほんの一部であって、
そのひとそのものではない。
その前に、ひとりの人間なんです。
ひとりのひととして関わって、
それでも「気持ち悪い」と思うことは
果たしてあるのか?
それは俺には想像もつかないのです。
「気持ち悪い」と思うあなたが気持ち悪い
としか俺には思えないのです。
でも、俺の周りにそんなひとは
ひとりもいないんだよね。
ゲイだからと差別するようなひと、
好奇の目で見るようなひともいない。
・・・気付いてないだけかもだけど(^▽^;)
むしろ、理解者は多くなった。
共感するひとは確実に増えた。
めんどくさいと思って壁をつくってた
ストレート(異性愛者)との付き合いも、
とても楽しくなった。
ストレート男性とキスしちゃったりー(笑)
(註:セクハラではなく、合意のもとです)
ここまでに至ったのは、
こうして堂々しているから故のことかもだけど、
でもだからといって、
俺はカミングアウトのススメなどは、
絶対にしません。
俺は自分が楽になりたい一心でしてみて、
結果として楽になったけど、
それが万人に適用されるかといったら、
そうではないし。
ひとによって置かれている状況は様々だから、
「カミングアウトするといいよ!」
なんて、絶対に言えないし、言わない。
俺には俺のやりかたがある。
ひとにはひとのやりかたがある。
そして俺は、
俺のやり方で少しずつ社会を変えていきたいの。
「社会」とか何でかいこと言っちゃってんの?
って思うかもしれない。
でも、まず社会ありきなんて思ってないから。
俺が変わることで、周りが変わっていけば、
いずれ社会も変わっていく。
そういうこと。
今回の一橋で起きたような悲しい出来事が、
もう二度と起こらないように。
亡くなった学生さんのご冥福をお祈り申し上げます。